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Old 2011-05-23, 10:36   Link #2985
wingzerosnuggles
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From Kouryakukan:

新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop 
P297-
単行本3巻は6/25発売予定。
今月のカラー表紙はデュオと五飛。
カラーイラストにキャシィ・ポオ。
同じくエピオンパイVSエピオン。

この他見開きイラストにサンドロックとヘビーアームズ。
原画はMORUGAさん。

「連鎖の鎮魂曲Ⅲ」
今月もデュオ(初代)視点での話。
「ナタク」こと「エピオンパイ」は白い三つ首の翼竜で
トレーズが残した設計図を基に五飛が自分で作り上げた。
飛行モビルアーマー形態時にはヒートロッドのかわりに
ビームトライデントがおさめられている。
「エピオンパイ」のカラーリングは白と蒼。

デュオ(初代)は絶妙なバランスでブレンドされた(サリィは不得手)
キャシィのコーヒーを飲みつつメインモニターを見つめている。
キャシィによれば相変わらず五飛は自分で作ったものしか
口にしない。それを聞いてデュオは「なるほど、あいつらしい」と呟く。
未だにヤツは誰も信用していない―


「ナタク」にはZEROシステムが搭載されているがまだ起動していない。
五飛はゼクスのエピオンを中心として円錐に旋回する「バイロン飛行」を取っている。
先手はゼクスが打った。空中戦が始まる。
ゼクスのエピオンはZEROシステムを起動させているにもかかわらず
五飛のナタクはエピオンの攻撃をかわし、ドラゴンハングからのビームカノンを直撃させる。
ナタクは五飛が隅々まで懸命に拭いて磨きこんでいたこと、更に塵が付きにくい高度を維持して
飛行していたことで火星の塵を寄せ付けず、機体性能の予測を超えた数値を叩き出した。
空中戦ではほんのわずかな加速性能でも戦局を左右する。
それを見てデュオは「ヤツはバリバリの現役だな」と呟いた。


エピオンとエピオンパイのドッグファイトが続く中、デュオとキャシィのいる基地では
唐突にワーグナーの「ワルキューレの騎行」が鳴り響く。音楽をかけたキャシィ曰く
「観戦するならテンションを上げた方がよいと思いまして」

その後、失速したと見せかけたエピオンの罠にかかったナタクは
シールド部分に傷を受けるが同時にエピオンの胸部にビームトライデントを突きさす。
両機とも墜落する前に変形し、MS形態で地上に降り立ち対峙した。
ゼクスは胸に突き刺さったビームトライデントを五飛に投げ返す。
その行動を見たキャシィは行動の理由をデュオに質問した。
デュオはキャシィからの質問に「ゼクスだからさ」と返答する。
「ゼクス本人じゃないが、思考方法も行動様式もかつてのゼクス・マーキス
そのものなんだよ」

ZEROシステムを起動させているエピオンの猛攻を受けるナタク。
苦戦するは五飛にキャシィはZEROシステムの起動を要請する。
「信じられるはずです。何故、その機体のコードネームを【ナタク】としたのですか」
五飛との通信はつながっていないはずだったが「ZERO」を起動させた五飛は態勢を立て直す。
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